
JR西日本の昨年12月9日付けプレスリリースによれば、同社ではローカル列車の塗装を支社単位で統一するそうです。これは地域色を持たせながら統一性を図るための方針で、まず広島支社所属の電車・ディーゼルカーの塗色が発表されました。
同支社管内で使われる103系、105系、113系、115系、117系、123系電車を濃黄色に、キハ40、47、48形ディーゼルカーを朱色とするそうです。ステンレス車体のキハ120形ディーゼルカーは、塗装変更の対象にはなっていません。
電車の濃黄色は、瀬戸内海に反射して輝く陽光をイメージして選定したそうです。確かに南側に海を見ることが多いこの地区の電化路線には、相応しい色です。一方、ディーゼルカーに採用される朱色は、国鉄時代に新製された当時の塗装です。発表によれば、これがJR西日本全社のディーゼルカー統一塗装となるそうです。同社では山陰地区の一部で、国鉄時代から塗装を変えずに使われている車両があり、レールファンの間で人気が高かったのですが、これが全社に広がるというわけです。
写真は、広島県内の芸備線を走る現在のキハ47形です。この上半分が黄色、下半分が白色の塗装は、広島支社管内のローカル列車用ディーゼルカーの多くで使われ、レールファンの間で「広島色」と呼ばれています。これが、順次朱色一色に塗り替えられるわけです。実は、昨年末の中国新聞に「元日より芸備線で塗り替えられたディーゼルカーが走り始める」という記事があったそうで、偶然の出会いを期待して撮影しました。しかし、わずか4本の列車しか撮影しませんでしたので、そんな簡単に偶然はおこりませんでした。
塗り替え対象のディーゼルカーは、この芸備線広島~三次間のほか、岩徳線、山口線、山陰本線益田~下関間でも使われます。なかでも山口線では、春から秋まで「SLやまぐち号」として蒸気機関車の定期運行が行われていますから、懐かしい光景の再現として人気を集めるかもしれません。国鉄から現役の蒸気機関車が姿を消したのが1976年。朱色一色のキハ40形などが登場したのはその翌年ですから、厳密には年代が合わないのですが、イメージならば誤差の範囲でしょう。
広島支社以外の電車には、どのような塗装が採用されるのかまだ発表がないようですが、やはり気になりますね。また、今の塗装を見ることができなくなると聞くと、記録しておきたいと思うのが人情。しばらくは、忙しく飛び回るJR西日本ファンが増えそうですね。