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『駅弁ひとり旅』第107話

信州サーモン宝石箱
 

長野電鉄ってすごいね。ちょっと短いけど、小田急のロマンスカー
が走ってるんだね。私、びっくりしちゃったわ。

 

菜々


大介

うん。前の名前は小田急10000系、HiSE(ハイエスイー)車
だよ。小田急では11両連接(20m級8両編成に相当)だった
けど、長野電鉄では4両連接に短くしたんだ。名前は1000系
「ゆけむり」号。

菜々 : 短くて、チョロQみたいで可愛いわ。ところで大ちゃん、長野電鉄の長野駅って地下駅
     でしょう?

大介 : うん。もうずいぶん前、1981年に長野の都心部は地下鉄になったけど、それがどうか
     した?

菜々 : ほら、春日三球・照代の地下鉄漫才じゃないけど、小田急ロマンスカー、どこから
     入れたんだろうね?

大介 : お、菜々ちゃん鋭いね!

菜々 : だって、大ちゃんとの付き合いもう長いじゃん。連載5年よ!

大介 : それはですねえ。屋代駅だよ。しなの鉄道、つまり元の信越本線と長野電鉄は
     屋代駅で線路がつながっているのさ。今はなくなっちゃったけど、昔は上野始発、
     湯田中行きの急行「志賀号」が乗り入れていたんだよ。

菜々 : へえ、そうだったの。でも、今は、信越本線も碓氷峠(横川~軽井沢間)が廃止され
     ちゃったから、長野電鉄直通もできなくなっちゃのね。え? だったら、小田急ロマンス
     カー、どうやって屋代駅まで来たの?

大介 : よく、気がついたね。実は小田急線の線路とJR御殿場線とは松田でつながっている。
     そこで11両連接の小田急ロマンスカーはまず御殿場線から東海道本線に乗り入れて
     愛知県豊川の日本車両工場へ。そこで4両連接×2編成に改造され、今度は東海道
     本線、武蔵野線、高崎線、上越線、信越本線、そして、しなの鉄道を経由して屋代から
     長野電鉄入りしたというわけさ。

菜々 : わお、「♪線路は続くよ、どこまでも!」だね。あ! ロマンスカーの引越しの話で
     駅弁の話題、忘れてた。この長野駅の「信州サーモン宝石箱」って、本当に宝石箱
     のようにキラキラしてて綺麗ね。

大介 : うん。目に美しく、舌に美味しい「信州サーモン宝石箱」というわけだね。
     ところで、駅弁といえば、新春早々の1月7日(木)から19日(火)までの13日間、
     東京は新宿西口の京王百貨店で、想い出の味・ふるさとの味「第45回元祖有名駅弁
     と全国うまいもの大会」、通称「京王駅弁大会」が開催されるよ。

菜々 : 第45回だから、今年は2010年、ということは1966年(昭和41年)から! すごいね!
      私も大ちゃんも生まれるずっと前から!

大介 : うん。歴史と伝統だけじゃないよ。売上高も2003年以降は6億円超というデパートの
     駅弁大会の中でもスーパースター級なんだよ。ちなみに去年の販売数は13日間で
     40万個!そして今年はね、全国46都道府県から200アイテム以上が京王百貨店に
     結集するんだ。

菜々 : 200種類の駅弁が一堂に会すなんて壮観ね。ところで、大ちゃんの推薦は?

大介 : うーん、色々あって困るけど。「伊勢海老弁当」「鯛寿司」「桃太郎の祭ずし」の
     『おめで対決』。続いて『女将さん奮戦記』の「いちご弁当」「女将のおもてなし弁当」
     「秘伝 豚肉の女将漬辨當」。頑張れローカル線シリーズは、わたらせ渓谷鐵道の
     「やまと豚弁当」。そして村おこしのお弁当として「馬路温泉前駅山菜弁当」などなど。

菜々 : 大ちゃん、忘れちゃ困りますよ。ほら、大船軒さんと私たちとのコラボ駅弁!
     「湘南玉手箱」のことは?

湘南玉手箱

大介 : もう、菜々ちゃん、僕が言おうと思ってたのに。そうです!そうなんです。僕たち、
     『駅弁ひとり旅』のスタッフと、東海道本線の老舗中の老舗駅弁店「大船軒」さんとの
     コラボレーション駅弁、その名は「湘南玉手箱」(980円)が、「京王駅弁大会」に
     初登場! どんな玉手箱かですって? それは蓋を開けてのお楽しみ!

菜々 : ではみなさん、会場で待ってますよ! 詳細は「漫画アクション」1月4日発売号。
     43ページをご覧ください!

HiSE車


    
上の駅弁を漫画で読む

漫画アクション 2号
2010年 1月 4日発売
他の駅弁を漫画で読む

駅弁ひとり旅 第8巻

【監修】櫻井 寛
【作画】はやせ 淳
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