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【週刊ノリスケ】 懐かしの国電スタイルで走ってます

オレンジ色の秩父鉄道1000系

国鉄がJRとなって22年、国電という言葉もすっかり死語になりました。国電とは、首都圏や大阪圏の国鉄線を走っていた通勤電車の呼び名で、主に各駅停車を指していましたが中央線などでは快速も国電と呼ばれました。首都圏では山手線や京浜東北線、大阪圏では大阪環状線や東海道・山陽本線各駅停車などが代表的な国電でした。今でも国電と呼ばれた路線は健在ですが、JRとなってから登場した電車が増え、国電と呼ばれた時代の面影を残す電車を首都圏のJR線で見かける事もめっきり減りました。

しかし、埼玉県北部を東西に結ぶ秩父鉄道には、懐かしの国電スタイルで走る電車があります。同社では、国電用として多く使われた国鉄101系電車を36両購入し、1000系電車と形式を改め主力電車としました。導入にあたって、同社オリジナル塗装に塗り替えられたので、国電時代とは異なった印象でした。ところが、同じ埼玉県内に鉄道博物館がオープンしたことを記念して、一部の車両を国電時代の塗装に塗り直しました。

この写真に写るオレンジ色の1000系は、国電塗装の第1号として2007年7月に登場した編成です。国鉄101系電車は、国電の線区別カラーの先駆けとしてオレンジ色に塗られ、中央線でデビューしました。その当時の装いの復元というわけです。

秩父鉄道では、引き続いて京浜東北線のスカイブルー、総武・中央緩行線のカナリヤイエロー、山手線をイメージしたウグイス色の1000系を登場させ4編成の国電スタイルの電車が走っていることになります。

このうち、スカイブルーの101系も実在しましたが、少数が短期間存在しただけで、スカイブルーの国電の大多数は103系電車でした。ただ、101系と103系はよく似てますので、イメージとしては十分です。ウグイス色の101系も、関西本線では走っていましたが、山手線で走ったことはありません。山手線はウグイス色の103系でした。実は秩父鉄道でも関西本線の塗装を採用しており、特徴である前面にあるカナリアイエローの太帯も復元しています。

秩父鉄道といえば、SL「パレオエクスプレス」が有名です。そればかりでなく私鉄では珍しい電気機関車の引っ張る貨物列車も多数走ります。さらに、開業110周年を記念して、以前の同社標準塗装だった、はだ色とあずき色に塗り替えた1000系が走り始めたはずです。また、今年11月には1000系が同社でデビューした当時の塗装に改めた編成も登場するそうです。電車ウオッチもますます楽しめそうですね。

ただ、この1000系は東急8500系を購入した7000系に、順次置き換える事がすでに決まっていますので、早めにご訪問された方がよいかもしれません。

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