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【週刊ノリスケ】 在来線最高速度が130km/hとなって20年!

651系「スーパーひたち」

今から20年前になる1989年3月11日、JRグループでは全国でダイヤ改正を行いました。この写真の特急「スーパーひたち」登場のように、JRになってほぼ2年が経った成果が反映されたダイヤ改正となりました。

JRとなってから開発された特急用電車651系が常磐線でデビューするにあたり、従来の特急「ひたち」の一部を格上げして「スーパーひたち」と名付けました。最大の目玉は最高速度が130km/hに引き上げられた事です。

新幹線を除いた国内の鉄道では、これまで、1968年10月から国鉄主要幹線で開始された最高速度120km/hが最速でした。「スーパーひたち」と同時に登場した特急「スーパー雷鳥」も最高速度130km/hを達成しました。実に20年以上経って最高速度が向上したことになります。ただし、「スーパー雷鳥」の速度向上は湖西線と北陸トンネル内のみで、これは「600m以内に停車できないとならない」という法令の規程を特例で緩和しての達成でした。その後も青函トンネル内の140km/h運転、北越急行線内の160km/hという130km/h以上の最高速度が実現していますが、すべて「600m以内に停車」という規程はクリアしておらず、踏切がないなどの特殊な線路条件を踏まえての特例措置を受けたものです。特例を受けずに実現した最高速度は、依然として130km/hです。

このことから、いまや全国各地で行われる最高速度130km/h運転の元祖が、この「スーパーひたち」といえるでしょう。ところが、651系よりも早い1988年2月から営業運転を開始した、JR九州の特急用電車783系も130km/h運転が可能な性能を持っていました。しかし、地上設備の準備が整わなかったので、130km/h運転開始は1990年3月と遅れてしまいました。JR九州は惜しくも元祖の地位になり損ねたわけです。

いまや最高速度130km/hで運転する特急は、JR各社に多数あります。JR北海道/四国/九州は主要特急がそうですし、JR東日本はミニ新幹線や中央東線の特急などが最高速度130km/hです。さらに、JR東海の「(ワイドビュー)しなの」、JR西日本の「サンダーバード」「オーシャンアロー」「スーパーはくと」なども最高速度が130km/hです。さらには、常磐線の特別快速、東海道・山陽本線の新快速なども最高速度130km/hです。

今では、先に書いた「600m以内に停車」という規則は、法令上は緩和されています。しかし、信号や踏切などの安全運行に必要なシステムが、これを前提に作られていますので、法令が変わったからといっても簡単に変えることはできません。当面は、130km/hを超える最高速度の列車は少数派になりそうです。
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