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【週刊ノリスケ】 樹氷ライトアップ上空を20年!

蔵王ロープウェイ山頂線フニテル式

樹氷といえば、アイスモンスターと呼ばれるほど巨大に成長する蔵王のものが有名です。

冬の雪国では厳しい季節風がよく吹きます。この季節風に多く含まれる過冷却水滴が、アオモリトドマツなどの針葉樹の枝葉に衝突すると、その衝撃で瞬時に氷となって付着します。この氷は風上方向へ次第に伸び、それに雪が着いて樹木を中心とした氷雪の塊になったものが樹氷です。このプロセスが繰り返されることで、次第に巨大な樹氷に成長するそうです。自然条件が整わないと巨大な樹氷は出来ないそうですが、蔵王など奥羽山脈の一部山域ではそれらのが条件が整っているようで、巨大な樹氷が見られます。

樹氷は、古くから冬の東北の代表的な観光資源で、蔵王ロープウェイは1950年代末に樹氷観光のため山形市により計画されました。東武鉄道や山形交通の協力で設立された蔵王ロープウェイ株式会社により、1963年に山頂までのロープウェイが完成しました。これにより厳しい自然条件の下にある樹氷観光が手軽になりました。

晴れていれば、この写真のように樹氷原の上を通るロープウェイから見下ろしながら樹氷鑑賞ができます。

この樹氷を夜間にライトアップして鑑賞するというイベントは、まさにロープウェイがあってこその企画です。今冬が、樹氷ライトアップ20周年になるそうです。これを記念して、蔵王ロープウェイでは、今シーズンにライトアップ鑑賞に訪れると、10年後のライトアップ鑑賞に無料で乗車できる『20周年記念乗車券』をプレゼントするそうです。

ライトアップは、年末年始の8日間と1月中旬以降の金・土・日曜、2月の毎日と3月6・7日の合計50日間開催されます。例年ですと、樹氷の最盛期は連日ライトアップが実施される2月だそうです。

蔵王ロープウェイは、山麓線と山頂線の2区間に分かれており、樹氷は山頂線沿線より標高の高い場所で見る事ができます。ライトアップは、この山頂線沿線と山頂駅付近で行われます。山頂線のロープウェイは、2003年12月から、写真のフニテル式に架け替えられています。この結果、従来のすし詰め状態に代わって、全員が着席した状態で大きな窓から外を見ることが出来るようになりました。さらに、このフニテル式は悪天候に強いので、樹氷が出来るような厳しい気象条件の蔵王に向いており、運休も減りました。

日本の樹氷は、世界的に見ても珍しい自然景観だそうですから、一度は見ておきたいですね。良質な硫黄泉である蔵王は温泉としても魅力的ですから、冬にぴったりの観光地です。ライトアップ20周年記念はいい機会かもしれません。

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