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【週刊ノリスケ】 阪神なんば線開業まであと4ヶ月

阪神本線ですれ違う阪神ジェットカーと近鉄奈良線用電車

最近の関西大手私鉄では、大きなニュースが2つあります。1つは、今秋の10月19日に開業した「京阪中之島線」で、本ブログでも4月27日11月9日の記事で関連する話題を取り上げました。もう1つは、来春に予定される「阪神なんば線」の開業で、近鉄奈良線との相互乗り入れを行います。

「阪神なんば線」は、阪神本線の尼崎とJR大阪環状線に接続する西九条を結ぶ阪神西大阪線を延長して近鉄難波駅と結び、近鉄奈良線との相互乗り入れを行い、神戸・三宮と奈良の間に直通電車を走らせようという計画です。来年3月20日に予定される開業後には、この写真のように阪神の線路で、近鉄電車と阪神電車のすれ違う光景が見られることでしょう。

阪神西大阪線は、戦前にあった第二阪神線計画の名残でした。高速運転が特徴の阪急神戸線に対抗するため、高速運転に適した新線を阪神間にもう1本作ろうという計画で、梅田地下駅や御影駅付近の高架橋にも、この計画のために備えていた跡が残ってます。この新線の梅田~尼崎は、現在の西大阪線千鳥橋付近を通る計画でした。1924年に開業した大物~千鳥橋は、実はこの一部だったのです。しかし、既存線の改良が進むと第二阪神線の必要性は薄れ、代わって1950年代後半には千鳥橋から難波に延長し、近鉄と連絡する計画が具体化しました。第一段階として、千鳥橋から西九条まで延長され、引き続き九条までの工事の準備も進められましたが、本格的に着手することなく中断してしまいます。一方、近鉄では万国博覧会輸送対策の一環として、上本町~近鉄難波を1970年に開業させ、あとは阪神の延長を待つだけでした。しかし、阪神単独での延長は難しい状況でした。

この状況が変わったのは2001年のことです。線路を建設し保有する第3セクター西大阪高速鉄道が設立されました。2003年には西九条~近鉄難波の工事が着工され、今では2009年3月20日の開業に向け、着々と準備が進んでいます。阪神電車が、近鉄奈良線で試運転を開始した模様は、6月1日の記事でお伝えした通りです。

また、本年9月には、陸送されてきた近鉄電車の試運転が阪神本線で行われ、11月には訓練運転が開始されています。写真は、香櫨園駅の近くですれ違う、阪神の各駅停車と訓練運転を行う近鉄電車です。このような光景を見ると、いよいよ相互乗り入れが近づいてきたことを実感します。

どのようなダイヤとなるかは、まだ概要しか発表されていませんが、三宮~奈良の直通運転は「快速急行」となり、他に尼崎~東花園・奈良の「普通」等の各駅に停車する列車が運転されます。線名は現在の西大阪線部分を含んで「阪神なんば線」になる事と、近鉄難波駅は同線開業に合わせて「大阪難波」と改称することが発表されています。さらには、神戸高速鉄道を介して接続する山陽電鉄への近鉄特急乗り入れも検討しているようで、まずは修学旅行用団体列車の運転を考えているそうです。ゆくゆくは姫路から伊勢志摩方面への特急も目指しているそうなので、開業しても、しばらくは目が離せそうにありません。

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