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【週刊ノリスケ】 鉄道の町「福知山」の駅前で保存される蒸気機関車

福知山駅南口公園のC11 40

京都府北部の福知山市といえば、国鉄時代に鉄道管理局が置かれていた都市としてご記憶の人も少なくないでしょう。ほとんどの鉄道管理局は県庁所在地クラスの都市に置かれるなか、福知山市は都市規模が小さく、それだけ国鉄への依存が大きかった都市と言えそうです。鉄道管理局だけでなく、車両基地である福知山機関区(後に福知山運転所)も置かれ、国鉄においては北近畿地区の要でした。現在でも、JR西日本福知山支社や北近畿地区の電車を一手に引き受ける福知山電車区が置かれる重要な場所です。

この写真は、福知山駅南口公園に保存されているC11形蒸気機関車の40号機と福知山運転所で使われていた転車台(ターンテーブル)です。同公園は、2005年11月に完成した福知山駅高架化工事で誕生した南口駅前広場に隣接して整備されており、まさに駅の真正面です。駅の近くで保存される蒸気機関車は少なくないですが、これだけ目立つ場所なのはそれほど多くありません。また、蒸気機関車に付き物の転車台とペアでの保存は少なく、さらに転車台にこれだけ注目した展示も珍しく、まさに鉄道の町に相応しいモニュメントです。

「鉄道の町」というイメージは地元でも幅広く知れ渡っており、南口公園を鉄道の町をイメージして整備するというのは市民から出た提案だったそうです。

このC11形40号機は、廃止された国鉄篠山線ゆかりの機関車として兵庫県丹南町(現・篠山市)の公民館前で保存されていました。しかし、公民館は廃止されており、南口公園での展示品を探していた福知山市が移転を申し入れ、2007年1月に福知山に運ばれました。屋外展示でかなり痛んでいたため、復元工事を行い、2007年7月に南口公園に据え付けられ、周辺の整備を行い、今年の4月12日に公園がオープンしました。この40号機は、篠山線で使っていた時代の所属は福知山機関区だった、福知山にも縁のある機関車です。

公園には東屋も整備されており、こちらの柱は高架になる前の福知山駅ホームの屋根を支えていた柱だそうです。福知山線の前身である阪鶴鉄道のレールを転用した柱で、これも貴重品です。

駅からすぐですから、機会があれば、ぜひ見学してください。

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