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この夏、真田軍が出陣! 小諸駅・真田御膳【後編】

真田御膳駅弁「真田御膳」のご飯は、戦国時代を生き抜いた「真田家」の旗印、六文銭をかたどっています。なぜ六文銭かといいますと、仏教の考え方「六道銭」に基づいたものといわれています。真田の兵は勇猛果敢、いくさでは常に決死の覚悟で臨んでいました。たとえ死んだとしても、あの世でお地蔵様に渡す六文のお賽銭があるから大丈夫だ!という思想です。また「三途の川の渡し賃」が六文だという説もあります。

そんな真田家のゆかりの地は信州上田。駅弁「真田御膳」を販売している小諸駅から、しなの鉄道・長野行きに乗っておよそ20分で上田駅に到着します。ちょうど駅弁を食べ終わるくらいの時間ですよね!

さて、上田といえば今や日本有数の春祭りとなった「上田城千本桜まつり」が有名です。真田幸村の子孫らが幸村や真田十勇士に扮して城下町を練り歩きます。しかしながら夏の上田も魅力たっぷり!小諸までの鉄道の旅を楽しむのであれば、旅のお供として真田関連の文庫本を持参してみてはいかがでしょう。オススメは、ご存知の方も多いと思いますが池波正太郎氏の小説『真田太平記』。

武将、真田昌幸とその長男、信幸(信之)、次男の信繁(幸村)の生き様を描いた傑作です。猿飛佐助、霧隠才蔵、三好清海入道など、真田幸村に仕えた忍者軍団「真田十勇士」の活躍も魅力のひとつ。ちなみに俳優の根津甚八さんは「根津」のみ本名。真田十勇士の一人で、大阪夏の陣で真田幸村の影武者として討ち取られた「根津甚八」から名前を拝借したそうです。

真田御膳上田には、小説執筆の取材にあたり何度もこの地へ足を運び、信州の風土を愛した池波正太郎氏の業績をまとめた「池波正太郎真田太平記館」があります。

当然ながら、上田には真田家に関する観光スポットも満載。真田昌幸が築城した上田城は、上田城跡公園として整備されています。今年の8月5日(日)・6日(月)には同公園で「風林火山・信州上田夏まつり」を開催。真田鉄砲隊をはじめ、真田軍の出陣が再現される予定です。

また、この地は良質な温泉が湧く地としても知られています。別所温泉は『真田太平記』にもしばしば登場。外湯のひとつ「石湯」の前には「真田幸村公隠しの湯」の標石があります。他ならぬ池波正太郎氏の筆です。

歴史に興味のある方もそうでない方も、夏の信州を楽しむ鉄道の旅へ出かけてみませんか?

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