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牛たんを「焼いて食べる」国・にっぽん JR仙台駅・網焼き 牛たん弁当【後編】

網焼き 牛たん弁当宮城県といえばササニシキやひとめぼれなどで知られる日本有数の米どころ。その稲ワラが上質な飼料となり、環境と水の良さもあって育ったのが「仙台牛」です。しかし、仙台の牛たんの主な産地はというと、オーストラリアやアメリカなんです。「網焼き 牛たん弁当」もオーストラリア産ですが、そこでガッカリするなかれ。仙台の牛たんの真骨頂は、しっかりとした牛たんを選ぶ「目」と、お店ごとに伝わる仕込みの「技」にあります。じっくり仕込みがなされるからこそ厚切りでも柔らかく、炭火で焼くからこそ余計な脂が落ちて美味い、というわけです。

ではなぜ「仙台=牛たん」なのか?そのルーツは戦後まで遡ります。仙台の牛たん発祥といわれる老舗「太助」の初代ご主人、佐野啓四郎氏が考案しました。タンシチューなど洋食の素材だった牛たんを、和食のお店の目玉商品にすべく試行錯誤を重ねる日々。シチューのように「煮込んで柔らかく」するのではなく、柔らかさを備えた「焼き」料理にするにはどうすればいいか、牛たんの切り分けから熟成方法、調理方法まで考え抜いて、今の「仙台牛たん」スタイルが誕生したそうです。

以降、じわじわと「牛たん」を焼いて食べる文化が全国へ広まりました。牛たんには大量のゼラチンと良質のタンパク質が含まれていつつ、低カロリーで低脂肪。昨今の健康ブームも牛たんの消費に拍車をかけています。今では全国どこでも、焼肉店にいけば牛たんを食べることができますよね。さぞかし本場・韓国でも食べられているかと思いきや、じつは日本人観光客を対象にした焼肉店以外ですとなかなかお目にかかれません。オーストラリアやアメリカもしかり。エクアドルやブラジル、欧州諸国では煮込み料理として食べられてはいますが、日本のように焼いて食べるのは世界的にみると珍しいのかもしれません。

網焼き 牛たん弁当1頭から取れる牛たんのうち食べられる部分は1キロに満たないゆえ、国産牛だけではなかなか賄えない。そこで牛たんを食べない国からの輸入に頼っているという現状です。

さて、ここで「近々仙台に行く!」「冬の旅行がまだ決まってない!」という方に、冬の仙台についてちょっとご紹介しましょう。まずは冬の夜のイルミネーション「2007 SENDAI光のページェント(12月12日~31日)」。定禅寺通の東二番丁通~市民会館前、および青葉通の仙台駅前~東二番丁通の区間では街路樹に電飾が施され、夜は幻想的な光に包まれます。また、イルミネーション期間中は仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台・光のページェント号」を運行(23日は運休)。バスで光溢れる街を散策してみてはいかがでしょう。

そして、日本三景の松島にも足を伸ばしてみたいところ。例年2月第1土・日曜には松島かき祭りが松島海岸で開かれます。仙台の牛たんと松島の牡蠣!冬のグルメ旅行としていかがですか?

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